経営・経済学 経営学入門分野ガイド
経営学の全体像 ― 理論の地図
経営学を独学する前に持っておきたい「全体像の地図」。戦略・組織・イノベーションといった分野が どう関係し、どのディシプリン(経済学・心理学・社会学)に根ざすのかを俯瞰する分野ガイド。
経営学を独学しようとすると、戦略・組織・マーケティング・イノベーション・ファイナンスと分野が多く、「何から、どうつながっているのか」が見えにくい。このガイドは、個々の本に入る前に持っておきたい全体の地図を示す。
経営学を貫く2つの問い
経営学の多くの理論は、煎じ詰めると2つの問いに答えようとしている。
- なぜ、ある企業は他社より儲かるのか?(競争優位の源泉)
- 人々の集まり(組織)は、なぜ・どう動くのか?(組織と人間)
戦略論は主に1を、組織論は主に2を扱う。イノベーション論はその交点にある。
3つのディシプリン
入山章栄『世界標準の経営理論』が整理するように、経営理論は大きく経済学・心理学・社会学に根ざしている。
- 経済学ベース:競争戦略(ポーター)、資源ベース理論(バーニー)、取引費用、ゲーム理論など
- 心理学ベース:意思決定、モチベーション、リーダーシップ、認知バイアス
- 社会学ベース:組織のネットワーク、制度、正統性
「このフレームワークはどのディシプリンから来たのか」を意識すると、知識が点から地図に変わる。
独学の入り口
- 戦略から入るなら → 経営戦略を独学するロードマップ
- イノベーションから入るなら → イノベーション論を独学するロードマップ
- 全体を俯瞰したくなったら → 『世界標準の経営理論』(入山章栄)
経済学とのつながり
経営学の土台の一つは経済学にある。ミクロ経済学やゲーム理論は、競争戦略や組織の経済学を理解するための言語になる(→ 経済学のロードマップへ)。