中核 経営・経済学 イノベーション経営史メカニズム

イノベーション

清水洋

イノベーションの定義・類型・普及・担い手・経済への影響までを、経営史と理論を踏まえてバランスよく体系化した教科書。

なぜ良書か

イノベーションを流行語や事例の寄せ集めにせず、「生まれ・広がり・経済成長につながる」メカニズムとして体系的に整理した日本語の良書。 クリステンセンの古典を読んだ後に、理論と経営史の両面から土台を固めるのに最適。

なぜ良書か

イノベーションの本は、刺激的な事例集か、抽象的なフレームワーク集に振れがちだ。清水洋『イノベーション』が優れているのは、事例の面白さと理論の厳密さの“あいだ”を、経営史の知見で埋めている点にある。「イノベーションとは何か」という定義から、誰がどう担い、どう普及し、なぜ経済成長につながるのかまでを、一貫した枠組みで整理する。クリステンセンの古典が「破壊的技術への敗北」という一点を深く掘るのに対し、本書はイノベーション論の全体像を与えてくれる。日本語で書かれた、信頼できる土台。

何が学べるか

  • イノベーションの定義・類型(プロダクト/プロセス、持続的/破壊的など)
  • 普及のメカニズムと、担い手(企業・起業家)の役割
  • イノベーションと経済成長の関係

対象読者と難易度

  • 難易度:中核。 クリステンセン等の古典を読んだ後の「体系化」に向く。
  • イノベーションを断片的な知識から体系へ変えたい人に。

このロードマップでの位置

イノベーション論を独学するロードマップ のステップ2(中核)。

先に読みたい本

この本に入る前に、以下の本で土台を作っておくとスムーズ。

イノベーションのジレンマ(増補改訂版)
クレイトン・クリステンセン
中核
難易度の位置づけ
この本
I
入門
足場を固める
この本
II
中核
本論を読む
この本
III
発展
深く潜る