古代から現代までの哲学の流れを、思想家たちが取り組んだ問いの連なりとして解説する哲学史の入門書。 有斐閣アルマ。
哲学者を年表的に並べるだけの哲学史ではなく、「各思想がどんな問いに答えようとしたのか」という 問題のつながりで哲学史を捉える入門書。原典に進む前の地図として使える。
哲学史の入門書は、「誰が何を言ったか」を年表のように並べて終わりがちで、読んでも記憶に残らない。竹田・西編『はじめての哲学史』が優れているのは、「各哲学が、どんな問いに答えようとしたのか」という問題のつながりで歴史を描く点だ。デカルトは何に困って「我思う」に至ったのか、カントは何を解決しようとしたのか——そうした問いの連鎖として見ると、哲学史が「自分にも関係のある思考の歴史」になる。個々の原典(デカルト、カント等)に進む前に、この地図を持っておくと迷子にならない。
西洋哲学史を独学するロードマップ のステップ1(入門)。